Monday, April 11, 2022 11:30 AM

IoTが持続可能性の向上に寄与

 モノのインターネット(Internet of Things=IoT)を活用した建物および施設管理で持続可能性を向上させる会社の事例が増えている。

 ITプロ誌によると、IoTは、特に倉庫や工場、大型店舗といった大規模の建物や産業施設の電力消費を管理するうえで高い効果を挙げる可能性がある。

 フォーチュン・ビジネス・インサイツ(Fortune Business Insights)では、世界のIoT市場が2021年の3800億ドルから2028年には1兆9000億ドルに成長すると予想する。

 調査会社フォレスター(Forrester)のポール・ミラー主任分析家によると、持続可能性を向上させる会社にとって最初に必要になるのは現状を把握することであり、その点においてIoTが最初に価値を発揮する。

 「IoTを機械学習と組み合わせることで、持続可能性の幅広い用途に役立つ。室内が暑くなりすぎるまで待っていれば、冷房を強くする必要が生じるが、スマート建物はニーズを事前に予想して、必要以上に電力を使わないようにする」と、同氏は話す。

 IoTを導入して持続可能性を向上させているおもなの事例としては、デロイト(Deloitte)のアムステルダム事務所がある。デロイトによると、同社のアムステルダム事務所は世界でもっとも持続可能性にすぐれた建物だ。

 また、ワシントン州レドモンドにあるマイクロソフトの東キャンパスは、数十億ドルをかけた拡張および改修が2019年から行われており、もっとも進んだスマート建物管理を実現するIoTを全面的に導入している。

 そのほか、ボッシュ(Bosch)は、IoTと機械学習を活用して産業機械の電力消費を効果的に管理できるようになった結果、スコープ1とスコープ2において2020年に炭素中立(カーボン・ニュートラル)を達成した。

https://www.itpro.co.uk/network-internet/internet-of-things-iot/367297/how-to-use-iot-to-meet-sustainability-goals