Tuesday, April 26, 2022 6:46 AM

マレリ、アップストリームの情報セキュリティー技術を採用

 自動車用電装部品大手マレリ(旧カルソニックカンセイ、さいたま市)は、サイバーセキュリティーと現在および将来の標準や規制への準拠のために、アップストリーム・セキュリティー(Upstream Security、本社イスラエル)のサイバー脅威インテリジェンスおよびリスク評価ソリューション「AutoThreat PRO」を採用する。

 アップストリームのプレスリリースによると、「AutoThreat PRO」は複数のソースから自動車の脅威情報を収集、分析、活用し、サイバー攻撃を防止および軽減するための行動を実行する。アップストリームの共同創業者でCEOのヨーブ・レビ氏は「AutoThreat PROは、マレリがモビリティーの未来を変革し、より安全でより良いコネクテッド社会を実現するために不可欠なものとなるだろう」と話している。

 自動車業界では、インターネットと常につながる車が増えるにつれてサイバー攻撃に対する弱さが問題になっており、自動車メーカーやサプライヤーが被害を防止するには、セキュリティー上の脅威を理解するための情報分析が重要になる。

 アップストリーム・セキュリティーにはBMW、ルノー・ベンチャー・キャピタル、ボルボ・グループ、現代、ネーションワイド・インシュアランスなどが資本参加している。同社は2021年11月、ボルボとソフトウェア制御の車のセキュリティーに関して提携した。

https://upstream.auto/press-releases/marelli-selects-upstream-autothreat-intelligence/