Tuesday, June 07, 2022 6:55 AM

フロリダに米国初のAV遠隔司令センター

 フロリダ州ボカラトンに米国初の自動運転車(AV)遠隔制御司令センター「ボカラトン・イノベーション・キャンパス」が開設されることが分かった。

 地元テレビ局WPTVによると、施設はAVの走行試験に使われ、司令室のオペレーターが車を監視し、緊急時には遠隔操作する。この仕組みにより、同市の公共交通機関に自動運転シャトルバスが組み込まれる可能性が出てきた。

 施設の運営は、CPグループ、ガイデント、ペローン・ロボティクスなど複数の技術系企業が主導する予定。

 AV向けソフトウェア開発会社ガイデントのハロルド・ブラウン会長は「今回はまず、2つの実現要因がある点でこれまでと異なる。その1つはもちろん5G(第5世代移動通信システム)接続だが、ほかにも一部の州に、公道でAVを走らせる場合に何らかの人間の介入を求める州法がある」と述べた。これは、ボカラトンから州外のAV試験走行を監視する可能性も意味する。

 AV開発には、自動車メーカー、部品メーカー、ハードウェア企業、ソフトウェア企業、半導体企業などが関わっており、関連企業は自動運転システムの試験で同センターを活用できる。AV技術開発のペローンの創業者でCEOのポール・ペローン氏は「今年の第3か第4四半期までには、国内各地の公道でこれらの運用を始める」と話した。