Wednesday, July 27, 2022 4:56 AM

VW、車の自動走行機能を有償提供へ

 VWは、車載ソフトウェアの頻繁な無線(OTA)更新を通じて高度な自動走行機能を可能にするオペレーティングシステム(OS)の構築に取り組んでいる。ブルームバーグ通信が伝えた。

 VWの車載ソフトウェア子会社カリアド(Cariad)のダルク・ヒルゲンブルグCEOは「定額(サブスクリプション)方式、あるいは使いたい時だけ使う(オンディマンド)方式といった新しいビジネスモデルがすでに存在しており、私たちはそれを支えるつもりだ」と語った。ほかのサービスとの統合も重要と考えているという。

 「グーグルやアップル、アマゾンなど、個人アカウントを使ったストリーミングや移動中の仕事、ビデオ会議といった外の世界を車に持ち込めるデジタル・サービス・プラットフォームを用意する。私たちの売りたい商品はプラットフォームです」

 グループ傘下のブランド全てに共通する新しいソフトウェアの構築に取り組むVWは、こうした機能を収益につなげたい考えだ。消費者がさまざまな機能を組み合わせれば、運転に専念することで失われる時間の一部を取り戻せる。

 VWは、消費者と車の関わり方を向上させる唯一の方法がソフトウェアだと考え、プラットフォームを、未来のものづくりと捉えるようになっている。