Wednesday, August 17, 2022 6:46 AM

メルセデス、ビッグデータ処理でキャップジェミニと提携

 独メルセデス・ベンツは、自動運転のためのビッグデータ処理プラットフォームの開発・管理でデータ分析会社キャップジェミニ(Capgemini、フランス)と提携した。

 キャップジェミニのプレスリリースによると、このプラットフォームは、車が生成するビッグデータを処理し、人工知能(AI)技術を自動運転に最も適した形で利用する。キャップジェミニは、ドイツと米国にある3つの拠点からビッグデータ・プラットフォームを運営しており、開発車両やテスト車両からのデータを処理しているほか、情報処理プロセスの管理・運営も行なっている。現在、このプラットフォームは10ペタバイト以上のデータで構成されている。

 両社は7月、研究開発(R&D)環境における電気・電子製品データ管理(EE-PDM)アプリケーションの開発・保守にキャップジェミニが関わる契約を2024年まで延長した。

 キャップジェミニの自動車担当グループを率いるアレクサンドル・オードワン氏は「ドライバーレス技術と必要な法的枠組みの整備は、モビリティー分野を根本的に変革し、自動車業界で信頼できる技術革新を促進する力を持っている。ビッグデータ・プラットフォームの開発と管理におけるキャップジェミニの役割は、当社がいかにこのイノベーションの最前線に立ち、業界がこれまで経験したことのない激しいイノベーションを推進しているかを示している」と話している。

https://www.capgemini.com/news/press-releases/capgemini-extends-its-collaboration-on-big-data-for-automated-driving-with-german-car-manufacturer/