Monday, September 19, 2022 6:37 AM

アルミ再生のソーテラ、インディアナ州の施設を増強

 人工知能(AI)を活用して金属くずからアルミニウムを選別、再生するスタートアップのソーテラ・アロイズ(Sortera Alloys、インディアナ州)は、施設を拡充して金属スクラップ処理量を年間1億5000万ポンドに増強する。

 ソーテラは7月、自動車関連の使用済み金属くずのリサイクルを促進するため1000万ドルの資金を調達した。

 同社のプレスリリースによると、通常、混ざり合った金属くずは輸出され、低品質の二次部品に加工されることが多かったが、同社の技術は混合スクラップから高品質なアルミニウムを分離、回収し、再生することを可能にする。独自の分別技術によってアルミニウムのスクラップが再生され、自動車用の鋳造および圧延フラットロール製品、建設、航空宇宙産業向けの押出加工といった価値の高い用途向けに使えるようになる。

 マイケル・シーマーCEOは「新しい施設の建設は、現在海外に送られている40億ポンドのスクラップ合金を回収し、当社の事業を拡大することが目的で、節目の大型プロジェクトになる。完了すれば国内、特に自動車業界で高まる高品質の合金スクラップ需要への対応が可能になる」と語った。