Tuesday, November 08, 2022 6:14 AM

トムトム、新しいプラットフォームで地図を改善

 オランダの位置情報サービス大手トムトム(TomTom)は、地図製品の品ぞろえを強化する「トムトム・マップス・プラットフォーム」を発表した。

 同社のプレスリリースによると、「マップス・プラットフォーム」は、新しい地図、マッピング(デジタル地図生成)プラットフォーム、地図技術体系の総称で、マップスによる新しい地図は、より広い地理的領域に対応し、対応するデータの種類が増え、更新サイクルが短縮される。

 ヘラルド・ゴダインCEOは「マップス・プラットフォームは、当社独自のデータと、車載センサーの観測データやオープンソースデータなどの『スーパーソース』を組み合わせる。また当社の技術を他社に開放し、一貫性のあるベースマップ(基礎となる地図情報)に他社のデータを簡単に組み込めるようにしている。これは、技術革新を加速させ、世界が一丸となって最もスマートな地球地図を作るための技術体系づくりを促進するという当社の戦略を支える」と話している。

 トムトムは、強化した製品によって新しい市場に参入できると期待しており、「マップス・プラットフォーム」が企業向け事業と自動車向け事業の両方で成長に拍車をかけ、25年に位置情報技術の収益を6億ユーロ(5億9250万ドル)に増やすという同社の目標達成につながると見込んでいる。