Thursday, January 05, 2023 6:11 AM

ディースペース、CESで自動運転システム検証ツール展示

 エレクトロニクスの開発ツールなどを提供しているドイツのディースペース(dSPACE)は、ラスベガスで開催される家電IT見本市「CES 2023」で、自動運転車(AV)のシミュレーションおよび検証ソリューションを展示する。また、電池管理システム(BMS)や高度な充電技術のテストを実演する。

 プレスリリースによると、BMSは利用可能な容量の最適な使用と適切な温度調節を保証して、過充電や深い消耗を避けることができ、リチウムイオン電池を安全に機能させ寿命を延ばすために欠かせない。ディースペースは、BMSを安全な環境でテストするためのモジュール式システムを開発し、合計電圧が最大1500ボルト(V)の電池システムのテストを可能にした。開発と認証において、eモビリティー用の電池システムから最新の電力系統(グリッド)用蓄電システムまで幅広い用途に対応する。

 「スマート・チャージング・ソリューション」は、高度充電ソリューションの開発・試験用のオールインワン・ソリューションで、国際規格を考慮し、相互運用性を確保して、車載充電器、柱型の充電装置、将来的には非接触充電システムのメーカーに幅広いテストオプションとダイナミックモデルを提供する。

 コンピューター上のバーチャルテストは、世界中に散らばる開発チームによって開発の初期段階から段階的に実施されている。こうした背景から、ディースペースはソフトウェア「SIMPHERA(シンフェラ)」やセンサー検証ソフト「AURELION(オレリオン)」といったソリューションを開発。「シンフェラ」は、バーチャル検証およびシミュレーションのためのクラウド・ソリューションで、ウェブベースで非常に拡張性が高いのが特徴。計算量の多い自動運転機能の評価を迅速かつ簡単に行うことができ、地理的に分散した開発チーム間の共同作業を促進し、顧客のアプリケーションを円滑に統合できる。

 「オレリオン」はディースペースの最新センサー・シミュレーションで、カメラ・シミュレーションでは写真のようにリアルな視覚情報を、レーダーおよびライダー・シミュレーションではレイ・トレーシングを利用して正確な環境をリアルタイムに生成する。開発者は、プロトタイプが路上を走るはるか前から「オレリオン」を使った仮想空間での試乗で自動運転用のアルゴリズムを評価できる。

https://www.dspace.com/en/pub/home/news/dspace_pressroom/press/dspace-at-ces-2023-innovative.cfm