Wednesday, May 03, 2023 11:52 AM

アクセンチュア、ブルー・ヨンダーのソリューション開発を加速

 アクセンチュア(Accenture)は5月2日、自社の技術と専門知識を活用し、供給網管理効率化ソフトウェア大手ブルー・ヨンダー(Blue Yonder)の新しいソリューション群や機能の開発および提供をサポートする方針を打ち出した。両社はそれによって戦略的な関係強化を図る。両社はこれまで20年以上にわたって協業してきた。

 アクセンチュアのプレス・リリースによると、両社は、世界中の会社らが供給網のさらなるデジタル変革と効率化、コスト最適化の推進を支援するソリューション群と技術サービスを共同構築して提供する計画だ。

 アクセンチュアのクラウド=ネイティブ・プラットフォーム工学者たちと供給網専門家らは提携のもと、ブルー・ヨンダーと協力し、ブルー・ヨンダー・ルミネイト・プラットフォーム(Luminate Platform)上で新しいソリューション群の設計や定義、検証、構築を実行する計画だ。

 両社は、アクセンチュアの技術サービス提供経験を活用し、新たなソリューションと技術サービスを製品化して市場を開拓し、両社共通の顧客会社らにそれらを提供する。

 アクセンチュアには、データ統合や相互運用性、業界専門知識があり、ブルー・ヨンダーには、供給網計画や注文履行(受注処理)、配送を含む供給網管理最適化プラットフォームがある。両社はそれらを統合および融合させることで、個々の顧客に適したソリューションやサービスを構築して売り込む計画だ。

 アクセンチュアは昨今、従来の共同革新(co-innovation)戦略を広範の業界に広げることに注力している。同社はその一環として、自社の研究&開発能力にブルー・ヨンダーがアクセスできるようにし、生成人工知能や過程発掘(process mining)、ロボティクス過程自動化といった台頭技術ソリューションの構築と提供を共同で推進する。過程発掘とは、一連の過程のなかで起きた事象の記録をもとに洞察や知識をシステムから抽出して、一連の過程を改善する分析手法。

 ブルー・ヨンダーのルミネイト・プラットフォームは、計画から実行にいたるまで末端間での供給網の同期を利用会社らに提供する。また、統一された生態系とプラットフォームの機械学習機能によって、統合された作業の流れや解決策の推奨を利用者らに提示し、供給網管理を継続的に最適化する。

https://newsroom.accenture.com/news/accenture-to-accelerate-blue-yonders-development-and-delivery-of-new-solutions-companies-expand-relationship-to-increase-adoption-of-modern-connected-supply-chains.htm