Tuesday, June 20, 2023 2:14 AM

エンヴォイ、職場空間の一元管理ソリューションを市場投入

 事務所空間運用管理最適化プラットフォームを提供する新興企業エンヴォイ(Envoy、サンフランシスコ拠点)は5月17日、職場空間の利用状況を分析する新たなソリューションを市場投入した。

 ビジネス・ワイヤーによると、エンヴォイ・ワークプレイスと呼ばれるオール・イン・ワン型の同ソリューションは、入室時のスキャンやワイファイの接続状況、従業員向けアプリケーションのサインインをはじめ、複数の情報源からのデータを収集して分析する。同システムは、それらの情報を統合し重複を回避することで、職場で何が起こっているかを正確に示すことができる。

 職場空間の状況について複数源からの多種多様のデータをまとめて完全に統合する製品はこれまでに例がない、と同社は説明している。同ソリューションを使うことで、つくえの使用状況から会議室の予約状況まで、職場空間管理者が一元管理できるようになる。結果的に、あまり使われていない職場空間を統合したり、ほかの合理化策を講じたりすることで、不動産コストを削減できる可能性がある。

 「経営者が会社の将来に関して大胆な意思決定をくだすための力をもたらしたい。世界のトップ企業らも、職場空間の現状を把握するのに苦心している」と、エンヴォイの設立者ラリー・ガデアCEOは話している。

 ガデア氏によると、さまざまのデータ・ポイントや技術製品から情報を収集して統合し、洞察に変換することは、これまで多くの職場管理者にとって解決の必要な課題であり続けてきた。新型コロナウイルス・パンデミックを受けた遠隔労働や、その収束後の出勤再開、ハイブリッド勤務(遠隔と出社の混合)によって、事務所の使い方が激変かつ流動的になった。エンヴォイ・ワークプレイスは、そういった大きな変化や流動性への対応力を事務所空間にもたらす。

 同ソリューションは、各種の報告機能をあらかじめ備えており、各所に分散したデータを意味のある方法で示すことができる。ハイブリッド勤務者たちのスケジュール管理や配達物の管理、会議室とつくえの予約といった機能も備えている。会議の出席者数に応じて会議室の予約を自動調整する機能もある。

https://www.businesswire.com/news/home/20230517005228/en/Envoy-Delivers-First-of-its-Kind-Workplace-Occupancy-Analytics-to-Empower-Bold-Informed-Decision-Making