Monday, July 03, 2023 6:52 AM

トゥーシンプル、米国事業の売却を検討

 自動運転トラック開発のトゥーシンプル(TuSimple)が米国事業の売却を検討していることが、証券取引委員会(SEC)への提出書類で明らかになった。

 オートモーティブ・ニュースによると、同社は複数の事業要因や商機を検討した結果、売却の可能性を含めて米国事業の戦略的選択肢を検討するという決定に至ったという。

 広報担当者は「当社の取締役会は、マクロ環境、資本へのアクセス、商業パートナーシップ、タイムラインなど、さまざまなビジネス要因を定期的に評価しており、これに基づいて売却の可能性を検討する決断を下した。まだ手順の初期段階であり、今は発表できる具体的な見通しはない」と話している。

 トゥーシンプルは、カリフォルニア州サンディエゴを拠点に長距離大型トラック向けの自動運転技術を開発しており、米国とアジアで事業展開している。米国事業が売却された場合、主にアジア太平洋地域やその他の市場に目を向けることになる。同社は以前、アジア太平洋事業の戦略的代替案を模索したこともあったが、最終的に撤回した。

 トゥーシンプルは5月、財務状況の改善を図って米国の従業員約300人(全従業員の30%)の削減を含む米国事業の再編計画を発表している。同社はここ数年、課題が相次いで浮上。経営陣が何度か交代し、製造で提携していたナビスターとの契約を終了した後、5月には財務報告書の期限内提出を怠ったとしてナスダックから上場廃止の通知を受けていた。