Thursday, July 06, 2023 11:57 AM

メタ、スレッズを正式に開始

 メタ・プラットフォームス(Meta Platforms、旧フェイスブック)は7月5日、インスタグラム(Instagram)の「テキスト・ベースド会話アプリケーション」として機能するスレッズ(Threads)を正式に開始した。

 CNBCによると、スレッズは、ツイッター(Twitter)と直接競合するモバイル投稿プラットフォームであり、イーロン・マスク氏がツイッターが買収して以来、混乱が続くツイッターから離れた利用者たちを取り込むことで短文投稿プラットフォーム市場を一気に奪おうというメタの挑戦だ。

 スレッズ・アプリケーションは現在、100ヵ国以上のアップル・アップ・ストアー とグーグル・プレイ・アプリケーション・ストアーで無料ダウンロードできる、とメタはブログ投稿で発表した。

 アップ・ストアーで公開されているスレッズのスクリーンショットによると、スレッズは、利用者が短文を投稿し、ほかの利用者がそれに対して「いいね!」を押したり、共有したり、コメントしたりできるテキスト・ベースドのソーシャル・メッセージング・アプリケーションであり、まさにツイッターとほぼ同じ機能を提供する。

 利用者らは、インスタグラムでフォローしているのと同じアカウントをスレッズでフォローでき、ツイッターの使い方と同じような方法でほかの公開投稿に返信できる。

 スレッズはインスタグラムと連動する。利用者らは既存のインスタグラム利用者名を使うことができる。スレッズを使うにはスレッズ・アプリケーションをダウンロードする必要がある。

 スレッズでの投稿は最大500文字までで、基本的にはテキスト用プラットフォームだが、5分程度のリンクや写真、動画も共有できる。

 また、利用者らは、インスタグラムのように隠し語句を追加して、特定の語句を含む返信をフィルタリングできる。メタによると、「インスタグラムでブロックしたアカウントは、スレッズでも自動的にブロックされる」。

 一方、ツイッターは、「極端なレベルのデータ・スクレイピング」と「システム操作」に対処するために、ツイッター利用者らが1日あたり一定数のツイートしか見ることができなくなる、と発表したばかりだ。

 いわゆる「レート制限」をマスク氏が一時的にツイッターに課していることに数多くのツイッター利用者が不満や苦言を噴出させており、ツイート制限がツイッター・アプリケーションの魅力を低下させているという声が高まっている。

https://www.cnbc.com/2023/07/05/meta-launches-instagram-threads-messaging-app-challenging-twitter.html