Thursday, September 07, 2023 6:56 AM

テスラ、FSDベータ・ソフトウェアを3000ドル値下げ

 テスラは、自動運転(FSD)ベータ版ソフトウェア、オートパイロットの価格を20%、3000ドル引き下げ、1万2000ドルにした。TechCrunchがが報じた。テスラが約1年前に1万5000ドルに値上げするまでと同じ金額に戻すことになる。

 テスラは、オートパイロットを標準装備した車をほとんど提供していない。テスラは、スマートフォンのアプリを使って駐車や狭い場所からの脱出をサポートする拡張オートパイロットにも追加で6000ドルを課している。

 FSDには強化されたオートパイロット機能のほか、信号や一時停止標識を検知して停止する機能がすべて含まれている。イーロン・マスクCEOは、FSDが最終的には完全な自律走行機能を提供すると公言しているが、テスラ車は自動運転でも自律走行でもない。

 テスラは2月、FSDソフトウェアをリコールし、新規導入と保留中の導入を一時停止した。米運輸省道路交通安全局は、テスラが他の自動車メーカーにライセンス供与する予定のFSDについて安全上の懸念を表明した。

 GMやフォードは、独自のADAS機能を展開している。高速道路でのみハンズフリー運転を提供し、ドライバーには細心の注意を払うよう求めている。