Monday, October 24, 2016 5:47 PM

JPモルガンの撤退時期再調整も パウエルFRB理事、政府証券決済で

 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル理事は24日、ニューヨークで開かれた「米国債市場の構造変化」と題するフォーラムに出席し、米政府証券のディーラー向け決済業務から撤退するJPモルガン・チェースについて、市場の混乱を来すような想定外の事態が起きれば、撤退時期の再調整が必要になるとの見解を示した。
 JPモルガンは2年後の段階的な撤退を予定。撤退後はバンク・オブ・ニューヨーク・メロンだけが決済業務に従事する。
 パウエル理事は「もし他の機関からの参入要請があれば基準を満たすかどうか公平に判断される」と述べた。(共同)