Wednesday, January 10, 2024 8:10 AM

対話型AIでMSと提携~「アフィーラ」新試作車ーソニー・ホンダ

 ソニーグループとホンダが共同出資するソニー・ホンダモビリティはマイクロソフト(MS)と生成AI(人工知能)を使った対話型システムの開発で提携すると発表した。ソニー・ホンダが開発中のEV「アフィーラ」に搭載。より便利で、それぞれの顧客に見合ったサービスの提供を目指す。

 アフィーラは、ダッシュボードを横断するように配置されたディスプレーや立体的な音響が特徴。自動運転中でも車内で映画やゲームを楽しめる。25年に受注を始め、納車は北米で26年春、日本で同年中を予定している。

 対話型システムの開発では、MSと提携関係にある米オープンAIの技術を活用する。先進運転支援システム(ADAS)や車内での娯楽体験を充実させることにもAIを用いる。

 自動車分野のAI活用に関しては、VWもオープンAIの対話型AI「チャットGP T」の導入を発表。4月以降に、主力車「ゴルフ」などに搭載する。メルセデス・ベンツやGM、トヨタなども同様の開発に取り組んでおり、競争が激化している。