Wednesday, February 14, 2024 6:18 AM

ルシッド、アリゾナ工場を4倍以上に拡張〜EV「グラビティ」生産に向け

 新興EVメーカーのルシッド・モーターズ(Lucid Motors、カリフォルニア州)は、2024年内にクロスオーバーSUV「グラビティ」の生産に入る準備の一つとして、アリゾナ州カサグランデの工場「アドバンスト・マニュファクチャリング・プラント1(AMP-1)」を拡張している。

 テスララティによると、拡張により工場の床面積は約300万平方フィート増加し、総面積は4倍以上の385万平方フィート超となる。拡張部分には新しい製造施設と倉庫が含まれ、完成時には新しい組立ライン、新しい品質管理センターとセミノックダウン(SKD)センター、ボディーショップと塗装スペース、新しい物流サイト、より大規模なパワートレイン施設が含まれる。

 また、AMP-1工場には世界で最も先進的なプレス設備も設置され、年内には稼働を開始する予定だという。

 ルシッドのスティーブン・デイビッド上席副社長は「当社のチームは、わずか数年で製造拠点を米国でも数少ない高度に統合されたEV製造工場へと進化させた。拡張により、製造工程の効率がさらに向上する」と話している。

 同社が23年11月に発表した「グラビティ」(約8万ドル)は、航続距離が約440マイル、900ボルト(V)電圧システムを備え、0-60MPHが3.5秒未満の加速性能を持つ。