Friday, March 08, 2024 6:18 AM

シェフラー、オハイオに電動アクスル工場

 独シェフラー(マーク・マクグラス米州CEO)は2億3000万ドル以上を投じ、オハイオ州ドーバー(Dover)に工場を建設すると発表した。24年半ばに着工し、25年夏の完成を予定している。約13万平方フィートの工場では、EV向け小型・中型車用の電動アクスルを製造する。

 製造オペレーター(組立、溶接、CNC)、資材運搬、製造リーダー、エンジニア、メンテナンス技術者、金型技術者、品質専門家、その他のサポートスタッフなど約650人を雇用していく。

 シェフラーは電動モーターと電動パワートレイン・システム用部品を生産するため、オハイオ州ウースター工場で約9万平方フィートの拡張工事を完了したばかり。また、オハイオ州立大学(OSU)と共同で、25年に新しいバッテリーセル研究開発センターを開設することを発表していた。

 シェフラーは米州地域に15の工場と5つの研究開発拠点を有している。米国の製造拠点はオハイオ州、サウスカロライナ州、ミズーリ州、コネチカット州にあり、過去10年間に大規模な投資を行ってきた。

 シェフラーグループは約8万4000人の従業員を擁する世界最大級の同族企業で、22年の売上高は158億ユーロ。22年の特許出願件数は1250件を超えた。