Friday, April 05, 2024 7:19 AM

トランプ氏、任期初日にEV補助金廃止と声明

 トランプ前大統領が2日の遊説で「任期初日にEV(補助金支援)命令廃止に署名すると約束する」と述べた。中央日報が報じた。

 この日、トランプ氏は自動車産業の集積地、ミシガン州で演説し、「我々は世界のどの国よりガソリンが多いので、ガソリンを多く使うことを望む。政府が、国民が望まないEVに多くの補助金を出す理由が分からない」と述べた。

 トランプ氏はEV問題を主に取り上げた。ミシガン州はかつて自動車産業で成長したが、ここに本社を置く米国自動車企業が海外企業に劣勢になって衰退した。特に内燃機関の自動車を生産してきた労働者が、EVを大量に生産することになれば職場を失うと強調。また、EV補助金支援内容を含むインフレ抑制法(IRA)はバイデン大統領の立法だとし、敵意をあらわにした。

 トランプ氏は「中国が関税を避けようとメキシコに工場を建てて自動車を生産し、米国に輸出しようとしている」と指摘した。トランプ氏は民主党に対し「自動車産業の労働者を代弁せず、EVに変えようとするが、EVはすべて中国で生産されるはずであり、これは非常に良くない」と主張した。