Tuesday, October 22, 2024 7:05 AM

ウーバーイーツ、ロボット使い配達へ〜AVライドと提携

 配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズは、自動運転技術開発の新興企業エイヴィーライド(Avride、マサチューセッツ州)と複数年にわたって戦略提携し、ウーバーおよび食品配達サービス「ウーバーイーツ」にAVライド製の自動運転車(AV)と自動配達ロボットを導入する。

 ADAS & オートノマス・ビークル・インターナショナルによると、両社はまず今月からテキサス州オースティンでウーバーイーツに歩道用ロボットを導入する。その後同州ダラスとニュージャージー州ジャージーシティーにサービスを拡大する予定で、ダラスでは2025年後半にAVによる配車サービスを開始する見通しだ。

 サービス開始後は、消費者がウーバーイーツやウーバーのアプリで食事の配達や配車サービスを依頼すると、アプリにAVライドのロボットを使った配達やAVによる移動の選択肢が表示されるようになる。

 AVライドは、AVおよび自動配達ロボットそれぞれの開発・運用経験を持つ。同社の配達ロボットはすでに米国と韓国で商業配達を行っており、AVは現在公道試験が行われている。同社のドミトリー・ポリシュクCEOによると、25年にはウーバーイーツで稼働するAVライドのロボットの総数を数百台まで拡大し、その後ロボタクシー(自動運転タクシー)サービスを開始する予定だという。