Thursday, January 09, 2025 6:05 AM
トルクとエイバ、提携強化〜自動運転トラックの開発加速へ
次世代センシング・知覚システム開発のエイバ(Aeva、カリフォルニア州)と、ダイムラー・トラックの独立子会社で自動運転車(AV)技術の商用化を目指すトルク・ロボティクス(Torc Robotics)は、トラック用の新しい安全機構の開発を進めるため協力関係を強化し、自動運転トラックがより安全で高度な決定を下せるようにする。
エイバのプレスリリースによると、両社はトルクの車両ソフトウェア「バーチャル・ドライバー」の開発に役立てるため、レベル4自動運転トラックの技術革新に共同で取り組む。ダイムラー傘下の「フレイトライナー・カスケイディア」トラックのプラットフォームにエイバの4Dライダー(光検知・測距装置)を搭載し、センシングデータを共有して長距離センシングに活用する。取得したデータは、両社のグローバル・エンジニアリング・チーム間の緊密な協力をサポートする。
今回の提携は、ダイムラー・トラックが2024年、自動運転商用車の量産に向け、エイバを長距離および超長距離ライダーのサプライヤーに指定した際に結んだ生産契約に基づく。この複数年生産契約は、27年までにダイムラーの自動運転トラックを商業化することを目標とする。
エイバのソルーシュ・サレヒアンCEOは「トルク・ロボティクスは自動運転トラック技術の商業化におけるリーダーであり、今回の提携拡大は、当社の優秀なチームの能力と生産パートナーシップの強さを示す。今後両社のグローバルチームは、トラック・プラットフォームで得られるエイバのセンシングデータを共有して緊密に連携する」と話している。