Wednesday, April 23, 2025 7:05 AM

富士フイルム、バイオ医薬受託で30億ドル契約

 富士フイルムは22日、米国のバイオ医薬品企業と、総額30億ドル超の製造受託契約を結んだと発表した。ノースカロライナ州で10〜12月に稼働予定の新拠点で、10年間にわたって抗体医薬品の製造を請け負う。 

 富士フイルム子会社が、バイオ医薬品企業のリジェネロン・ファーマシューティカルズと契約した。富士フイルムはバイオ医薬品の開発・受託製造(CDMO)をヘルスケア事業のけん引役に据え、需要が旺盛な日米欧で原薬製造設備の増強を進めている。製薬大手は負担軽減のために製造を外部に委託する例が増えており、トランプ関税によって米国内での需要がさらに伸びる可能性がある。