Monday, July 21, 2025 7:03 AM

ルシッド、EVに二つのハンズフリー運転機能追加

 高級EVメーカーのルシッド・モーターズ(Lucid Motors、カリフォルニア州)は、セダン型の「エア」とSUV「グラビティー」にいずれもハンズフリー(手放し可能)の運転支援機能と車線変更機能を追加する。

 インサイドEVsによると、対象は高度な先進運転支援システム(ADAS)「DreamDrive Pro」が搭載されたモデルで、二つの新機能はソフトウェア更新を通じて使用可能になる。「エア」のソフト無線更新は7月30日に予定されており、「グラビティー」はもう少し後になる見通し。

 いずれの運転支援システムも、対応する上下分離式の幹線道路で機能し、車線変更はドライバーが方向指示器を出すと車が自動的に操作を開始する。

 ルシッドは、すべてのEVにADASパッケージ「DreamDrive」を標準装備しており、自動緊急ブレーキ、死角警告、車線逸脱防止、交通標識認識などが基本機能として含まれているが、「DreamDrive Pro」はオプション装備のADAS。オプション料金は、「サファイア」を除く「エア」シリーズが2500ドル、「グラビティー」には「DreamDrive 2 Pro」が6750ドルで搭載できる。Pro版にはライダー(光検知・測距装置)、レーダー、可視光カメラ、360度ビューカメラ、超音波センサーなどが含まれる。

 ルシッドは2025年、業績を大きく伸ばしており、4〜6月期は生産台数が3863台(前年同期比83%増)、販売台数は3309台(同38%増)だった。上半期では生産が6075台(同58%増)、販売は6418台(同47%増)となっている。