Thursday, August 21, 2025 6:58 AM
ベンディックスとエイバ、商用車向けL2+技術を共同開発
次世代センシング・知覚システム開発のエイバ・テクノロジーズ(Aeva Technologies、カリフォルニア州)は、北米で商用車向け先進運転支援システム(ADAS)を展開しているベンディクス・コマーシャルビークルシステムズ(Bendix CVS、オハイオ州)との提携を発表した。
エイバのプレスリリースによると、両社はクラス8(大型)トラックを含む商用車向けの次世代アクティブセーフティー(予防安全)技術と衝突回避技術を共同開発する。
年間約30万台の新型トラックが販売されている北米の商用車向けADAS市場は、アクティブセーフティーの技術革新における大きな成長機会となっており、ベンディクスの主力製品「Bendix Fusion」ADASシステムは、主要な自動車メーカーのクラス8トラックに搭載され、衝突回避やアクティブセーフティー技術分野で市場リーダー的地位にある。
両社は今回の協業を通じて、エイバの4Dライダー(光検知・測距装置)技術と認識ソフトウェアをベンディクスの将来のアクティブセーフティーシステムに統合して、SAEレベル2プラス(L2+)の先進安全機能を備えたコスト効果の高いセンシング・認識ソリューションを提供し、現在のレーダーやカメラ主体のシステムでは検出が難しい歩行者自動緊急ブレーキ(PAEB)や夜間の衝突回避といった課題への対応を目指す。
ベンディクスは、パッカー、ナビスター、ボルボ・グループといった主要なトラックメーカー向けに革新的な安全システムを提供してきた実績がある。