Friday, September 05, 2025 7:00 AM

アステモの米子会社、ミシガン州に新本社

 自動車部品大手Astemo(アステモ)の米子会社アステモ・アメリカズは、9500万ドルを投じてミシガン州ウィクソム市(デトロイト郊外)に地域本社を新しく建設する。これにより200人の雇用創出を見込んでいる。

 オートモーティブ・ニュースによると、アステモ・アメリカズは現在、ミシガン州ファーミントンヒルズに地域本社を置いているが、ウィクソムの州間道路96号(I-96)沿いに大規模な新キャンパスを建設する。26エーカーの敷地内には、オフィスおよびエンジニアリングやソフトウェア開発のための研究室などが入る18万5000平方フィートの建物のほか、車両試験用トラックも設けられる。建設は26年春に開始し、27年秋の完成を予定している。

 同社によると、この新規投資は、自動運転や電動化という自動車産業の進展にともなって複雑化するソフトウェアに対する要件に応える動き。日本だけでなく米国でもソフトウェア定義型自動車(SDV)技術分野の競争力強化を図る。

 アステモは日立製作所、ホンダ、JICキャピタルによる合弁会社で、パワートレインやシャーシ用部品、自動運転や電動パワートレイン向けソフトウェアを供給しており、米州に約1万5000人、世界全体で8万人以上の従業員を抱える。