Wednesday, December 03, 2025 6:34 AM

GM、米生産拡大に5.5億ドル投資〜部品工場を強化

 GMは、27年に米国生産台数を拡大する計画の一部として、オハイオ州とミシガン州の部品工場に約5億5000万ドルを追加投資する。

 オートモーティブ・ニュースによると、板金のプレス加工や組み立てを行うオハイオ州クリーブランド近郊のパルマ・メタル・センターには、約2億5000万ドルを投じる。また、ミシガン州デトロイト郊外のロミュラス・プロパルジョン・システムズにも3億ドルを投じ、主にフルサイズのピックアップトラックとSUV向けの10速トランスミッション生産を増やす。

 ミシガンのオライオン組立工場、カンザス州のフェアファックス組立工場、テネシー州のスプリングヒル工場に約40億ドルを投じる計画と関連しており、GMの生産拡大に関連する総投資額は、ニューヨーク州バファロー近郊の工場における次世代V8エンジン向け8億8800万ドルを含めて55億ドル近くに達する。

 GMは6月、米国で内燃エンジン車の生産を増やす計画を発表。23年末から改修のため操業を停止し、電動ピックアップを生産する予定だったオライオン工場は、ガソリンエンジンの「シボレー・シルバラード」と「GMCシエラ」、SUVの「キャデラック・エスカレード」を生産することになる。

 内燃エンジン仕様の「シボレー・イクイノックス」と並行してフェアファックス工場では、電動「シボレー・ボルト」、将来は手頃な値段のEVを生産する。イクイノックスは引き続きメキシコでも生産される。

 また、スプリングヒル工場は、27年にガソリン車「シボレー・ブレイザー」の生産がメキシコから移され、「キャデラックXT5」に加えてキャデラックの2種のEV(「リリック」と「ビスティック」)も生産する。