Thursday, December 04, 2025 6:10 AM

ホリバMIRAとティア4、自動運転技術で協業

 欧州の自動車エンジニアリング・試験サービス大手ホリバMIRA(マイラ)(本社・英国ナニートン市)とオープンソースの自動運転技術開発に取り組むティアフォー(TIER IV、東京都品川区)は、英国および欧州における自動運転技術の開発と実用化を加速させるための協業プロジェクトを開始した。

 ホリバMIRAのプレスリリースによると、協業を通じてホリバMIRAは自社施設およびエンジニアリングの専門知識を提供し、ティアフォーは自動運転技術および車両の展開を目指す。

 協業の第一弾として、ホリバMIRAが運営する欧州最大級のモビリティーおよびテクノロジー分野の研究開発拠点「MIRA Tech Park」にあるテストコース「Proving Ground」を利用して、自動運転バスの実証を開始する。

 ティアフォーは、自動運転システム、レベル4自動運転の基準に準じた電動の小型バス「Minibus 2.0」、各種センサー、運用支援などソフトウェアとハードウェア一式を提供。ホリバMIRAは、それらの安全性評価や法規制・運用要件への適合に関するエンジニアリング支援を行い、現地での自動運転バスの実用化を促進する。MIRA Tech Parkで数年以内に自動運転レベル4の運用を目指す。

 両社は、自動運転技術を誰でも利用できる技術として普及させ、安全かつスマートで持続可能な社会の実現に貢献するという共通のビジョンを掲げている。