Thursday, February 05, 2026 6:41 AM

フォードと吉利汽車、製造・技術提携を協議中

 フォードと中国の吉利汽車(ジーリー)は、欧州での提携の可能性について協議している。ロイターが8人の関係者の話として報じた。

 関係者によると、フォードは今週、代表団を中国に派遣し、スペイン東部バレンシア州にあるフォード組立工場の活用を含む提携の可能性について話し合った。1月下旬にも、吉利の上級幹部とフォードの経営陣がミシガン州で会談した。

 欧州での製造に関する協議は、車両技術の共有に向けた枠組みの協議よりも進展している。共有の対象となる技術には自動運転が含まれる可能性がある。

 吉利によるバレンシア工場の利用は、両社にとって利点がある。吉利は、中国から輸入する車両にかかる最大37.6%の高関税を回避し、欧州市場でEVを販売できるようになる。フォードにとっては工場稼働率の向上につながる。

 バレンシア工場の生産能力は年間40万台だが、2024年時点でSUV「フォード・クーガ」しか生産しておらず、生産量は最大生産能力の4分の1以下と推測される。

 吉利は現在、ボルボ・カーズのブランドを通じて欧州で自動車を生産している。同社の25年販売台数は前年比39%増の300万台強となり、26年は目標を345万台に引き上げている。