Monday, March 23, 2026 7:03 AM
ズークス、自動運転試験を全米10都市へ〜指令拠点新設
アマゾンのロボタクシー(自動運転タクシー)開発部門ズークス(Zoox、カリフォルニア州)は、試験運行の実施地区をテキサス州ダラスとアリゾナ州フェニックスに拡大し、アリゾナ州に車両運用を統括するコマンド拠点を新設する。
ロイターによると、同社はすでにネバダ州ラスベガス、サンフランシスコ・ベイエリア、ワシントン州シアトル、テキサス州オースティン、フロリダ州マイアミ、ロサンゼルス、ジョージア州アトランタ、ワシントンDCで試験を行っており、これで同社の試験運行は全米10都市に拡大する。
ロボタクシー分野では、アルファベット傘下ウェイモが商用化で先行し、テスラは生産能力と人工知能(AI)技術を強みに競争力確保を狙う。ズークスは昨年後半、ラスベガスで限定サービスを開始し、サンフランシスコでは試験的な乗車サービスを立ち上げだ。
ダラスとフェニックスでは、改造した少数のSUVを配備して、まず手動で地図作成を行い、その後は安全のためのドライバーを乗せた自動運転試験へと進む予定で、両都市には新たなディーポ(車両拠点)を設置する。
アリゾナ州スコッツデイルには、車両の運用管理、遠隔支援、利用者サポートを統括する拠点「フュージョン・センター」を開設する。今回の拡張で、数百人規模の雇用が生まれると見込んでいる。
フェニックスとダラスは、サンフランシスコのような高密度都市とは環境が違い、広大な道路網に加え、砂漠の高温や砂ぼこりといった厳しい気象条件があるため、センサー、電池、AIシステムの検証に役立つ。
ズークスはこれまでに100万マイルを超える自律走行を実施し、利用客は延べ30万人余りに達している。