Tuesday, June 30, 2026 7:23 AM
グラファイトワン、オハイオに負極材工場の用地確保
カナダの黒鉛材料会社グラファイト・ワン(G1)は、電池負極活物質(AAM)工場の建設用地をオハイオ州コノートに確保した。チャージドEVsが伝えた。
コノートの用地は、エリー湖および五大湖に広がる水上輸送ルートへの直接アクセスに加え、カナディアン・ナショナル鉄道(CN)の複数路線への接続、さらに既存の変電設備を備えており、工場は2027年10〜12月期までの完成を予定している。
初期の生産能力は年間1万トンを計画している。用途別の内訳は、蓄電システム向けが4000トン、急速充電向けが3000トン、高エネルギー密度電池向けが3000トンで、いずれもEVおよび電力系統向けに使われるリチウムイオン電池の材料。その後は年2万5000トンに拡張する計画で、28年7〜9月期の稼働を目指している。
同社は、商業グレードの負極材サンプルを最大20キログラム(kg)単位で主要EVメーカー3社および電池メーカー3社に提供済みで、各社は仕様適合試験を実施中。グラファイト・ワンは各社と拘束力のある長期供給契約に向けた協議を進めている。
米国は天然の黒鉛を100%輸入に依存しており、グラファイト・ワンは、米国地質調査所(USGS)が国内最大の黒鉛鉱床と認定したアラスカ州のグラファイト・クリーク鉱床とオハイオ州の加工施設をノーム港経由で結び付ける計画を進めている。