Tuesday, June 30, 2026 7:22 AM

フォード、ミシガンで国内初のLFP電池生産開始

 フォードは、ミシガン州マーシャルに所有する電池生産工場「BlueOval Battery Park」で、角形リン酸鉄リチウム(LFP)電池の生産を開始した。次世代車情報ウェブサイトのフューエルセルズ・ワークスが伝えた。

 これでフォードは、一般向けEV用に米国内でLFP電池を製造し、市場投入する最初の自動車メーカーとなる見通し。LFP電池は材料にニッケルやコバルトを使わない低コストな化学組成が特徴で、2027年に中型電動ピックアップトラックで初めて採用されるフォードの新型プラットフォーム「Universal Electric Vehicle」に搭載される予定。

 工場では、原料スラリーの調製から塗布、形成工程、熟成、最終検査まで全工程を自社で行う。フォードはこれでサプライチェーンが強化され、より安全で低価格なEVの提供が可能になり、米国内でも中国製の低価格EVに対抗できるようになると見ている。

 フォード経営陣は、LFPによってニッケルやコバルトが不要になり、生産コストと供給網の複雑さを軽減できると説明。LFPを手ごろな価格のEV普及の中核技術と位置付けている。

 工場の人員は、現在の500人強から年末までには800人に増やし、最終的には1700人規模まで拡大する。