Friday, June 26, 2026 7:10 AM

IAVとネクスペリア、EV電池の効率向上で協力

 ドイツのエンジニアリング大手IAVと中国資本の半導体メーカー、ネクスペリアは、より効率的なEV向け次世代高電圧アーキテクチャーを開発する「ワン・インバーター」プロジェクトで協力している。エレクトライブが伝えた。

 単純に電池の容量を大型化するのではなく、各セル(単体電池)からより多くの電力を取り出すことを目指す。これまで駆動用電池の性能は、最も性能の低いセルで決まることが多く、セル1個の性能が低下すると電池システム全体の性能が制約されていた。

 両社は、セルを個別に制御するソフトウェア制御型アーキテクチャーを開発した。従来のように電池全体をユニットとして扱うのではなく、各セルを動的に制御することで、その時の最高性能を発揮できるようにしている。

 この動的制御を可能にしているのが、ネクスペリアのワイドバンドギャップ半導体技術で、特に双方向窒化ガリウム(GaN)が重要な役目を果たしている。この技術によってセル単位での効率的かつ高速なスイッチングが可能になり、この方式を技術面・経済面の両方で実用的にしている。

 両社によれば、他の半導体ソリューションではシステムの複雑性やコストが大幅に増加する。また、ネクスペリアの半導体製品に含まれるバイポーラデバイスなどの追加部品も、システム全体の設計を支えている。