Tuesday, July 21, 2026 7:12 AM

ズークス、自動運転車105台をリコール〜火災の煙を検知できない恐れ

 アマゾンのロボタクシー(自動運転タクシー)開発部門ズークスは、自社の自動運転車105台についてリコール(回収・無償修理)を実施する。車の周囲に立ち込める煙を検知できず、緊急対応に当たる救急隊や消防の活動を妨げる恐れがあるため。ロイターが伝えた。

 運輸省道路交通安全局(NHTSA)は最近、自動運転の無人車両には緊急対応機関の活動を妨げる傾向が明らかにあり、安全上の重大な懸念が生じているとの理由で、自動運転車メーカーに対して速やかに対策を講じるよう指示していた。

 ズークスによると、同社の無人車両は6月20日、火災現場で視界を遮るほど濃い煙に遭遇した。車両は現場に進入した車両は、その場を回避しようと試みたものの失敗し、完全停止した。その後、遠隔オペレーターの指示によって後退し、救急・消防隊員が交通コーンを置いて3車線のうち2車線を封鎖した。

 ズークスは、ソフトウェア更新を通じ、濃い煙を検知して適切に対応する機能を強化する。

 NHTSAは自動運転車メーカーにあてた書簡で、ロボタクシーが緊急対応中の事故や火災現場に進入した事例や、車両が救急車や消防車の進路を妨害したり、点滅灯、発煙筒、煙、火災、交通コーンといった基本的な安全状況の認識や対応を怠ったりした事案を複数記録していることを明らかにし、「緊急対応要員と安全に共存できない自動運転車は一般市民にとって危険」と強調した。

 NHTSAは、解決策を探るため7月末までに自動運転車開発各社と会合を開く予定。