Monday, August 24, 2026 7:17 AM
ナノワン、スタンダードリチウムのLFP正極材の適性を検証
リチウムイオン電池用正極材の製造技術を開発するカナダのナノワン・マテリアルズは、スタンダード・リチウムがサウスウエストアーカンソー・プロジェクト(SWAプロジェクト)のパイロット工場で生産した電池用炭酸リチウムの適格性を検証した。
ビジネスワイヤーによると、ナノワンは自社の特許技術「ワンポット」プロセスを使って、スタンダードの炭酸リチウムからリン酸鉄リチウム(LFP)電池用正極活物質を製造し、ブリティッシュコロンビア州バーナビーにある自社のイノベーション・センターでコイン形電池にして性能試験を行った。その結果、材料は目標とした化学的・物理的特性を満たし、意図した粒子形態も実現。さらに、初期の試験では初回放電容量が約155mAh/gという良好な性能を示した。
ナノワンは、商用プラントでのDサンプル試験に先立ち、Aサンプル(実験室規模)からCサンプル(試験生産規模)へと段階的に規模を拡大するのに合わせて電池材料の適格性を評価している。また、将来のサプライチェーンのリスク低減に向けた取り組みの一つとして原料の事前評価を行なっており、顧客の要件によっては、A〜Cサンプルの適格性確認プロセスを最大1年程度短縮できる場合もある。
ナノワンは、カナダ・ケベック州にあるキャンディアック・ファシリティーの生産能力を年間約800トンまで拡大する計画を進めており、2026年7月時点で拡張プロジェクトの詳細設計は85%完了し、拡張した実証ラインの稼働開始は27年前半を予定している。