Friday, November 11, 2016 10:02 AM

客がウォルマート訴える〜偽エジプト綿商品の販売問題で

 小売り最大手ウォルマート・ストアズが「エジプト綿100%」と偽って表示されたインド製綿製品を販売した問題で、ミシガン州の女性が同社に損害賠償を求める訴えを起こした。

 ロイター通信によると、インドの繊維大手ウェルスパン・インディア(Welspun India)が低品質のシーツなどを「エジプト綿」と不正表示して米小売り大手に納入した問題では、ターゲットが8月にウェルスパンとの取り引きを打ち切り、続いてウォルマートも「100%エジプト綿の確証が得られない」と説明して9月に販売を停止している。

 今回ウォルマートを訴えたのは、ウェルスパンが生産した「Better Homes and Gardens」ブランドの綿製品をエジプト綿を使った高級品と思い込み、高価格で購入したと主張するミシガン州のドロシー・モナハンさん。

 モナハンさんはニューヨーク州のマンハッタン連邦地裁に提出した訴状で、「ウォルマートは『100%エジプト綿』と表示された商品の材質に関して2008年から疑問を抱いていたにもかかわらず、ことし9月まで販売を続けた」と指摘。繊維の表示と広告に関する法律に違反しており、「100%エジプト綿」と表示されたウェルスパンの綿製品を同社から購入したすべての消費者に損害賠償を行うよう求めている。

 ウォルマートは、「約2カ月前に大がかりな調査を行なった上で商品の販売を停止し、購入者には代金の全額返済を申し出ている」(広報担当者)と説明し、全面的に争う構えを見せている。

 国内ではほかに、ベッド・バス&ビヨンドやJCペニーなどの小売店もウェルスパンとの取り引きを見直している。