Tuesday, December 13, 2016 4:44 PM

オスプレイの飛行停止要請 政府、事故原因究明まで

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の新型輸送機オスプレイ1機が同県沖に不時着した事故で、政府は14日、米軍に対し原因が究明されるまでオスプレイの飛行を停止するよう要請した。稲田朋美防衛相は同日未明、記者団に今回の事故を「遺憾だ」と述べた。第11管区海上保安本部(那覇市)は海保の捜査を受け入れるよう米軍に口頭で申し入れた。

 普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡って政府と沖縄県は激しく対立しており、安全性への懸念が現実となったことで地元がさらに反発を強めるのは必至。米軍がオスプレイ定期整備の拠点とする陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県)など、関係する自治体にも波及しそうだ。

 防衛省は不時着した場所を名護市の東約1キロの海上だったと発表した。(共同)