Thursday, December 15, 2016 10:47 AM
中国抑止に打開策見えず トランプ次期政権へ試練
中国が南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島に大型の防空設備を配備したとみられることが14日明らかになった。軍事拠点化を進める意思は明確だが、米側に抑止のための打開策は見当たらない。トランプ次期政権でも試練が続きそうだ。
米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)によると、配備されたとみられるのは航空機を撃墜するための対空砲や巡航ミサイルを迎撃するための「近接防空システム」(CIWS)。CSISは「米国から攻撃を受けた時の最後のとりでになる」と指摘した。
ハリス太平洋軍司令官は14日「どれだけ人工島に基地を造成しようと、一方的な現状変更は認めない」と、いら立ちを隠さなかった。(共同)
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