Thursday, December 15, 2016 4:56 PM
米、中国をWTO提訴 穀物輸入で約束違反と主張
米通商代表部(USTR)は15日、中国が低関税の穀物輸入を約束通り実施していないとして、世界貿易機関(WTO)に提訴したと発表した。米国の農家による穀物輸出の機会を奪っていると主張している。オバマ政権が中国をWTOに訴えるのは15件目。
USTRによると、中国はコメ、小麦、トウモロコシのそれぞれについて貿易量を増やすために、一定の量まで特別に低い関税で輸入する「関税割当制度」を適用しているが、輸入量は上限に届いていないという。国内農家の保護を優先しているとみられる。
USTRは、WTOの紛争解決手続きに沿って、まずは中国との話し合いで解決を目指すが、決着しない場合は裁判の「一審」に当たる紛争処理小委員会(パネル)の設置をWTOに求める。(共同)
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