Monday, December 19, 2016 12:59 PM

19年参院選は合区解消を 徳島知事、自民会合で

 参院の合区解消に向け自民党参院執行部が設置したプロジェクトチーム(PT)は19日、国会内で会合を開き、7月の参院選で高知県と合区された徳島県の飯泉嘉門知事から意見を聴取した。飯泉氏は高知県で投票率が全国最低となり、多くの有権者が不満を抱いたとして、2019年の次回参院選までに解消するよう訴えた。

 飯泉氏は「合区は(1票の格差是正のための)緊急避難措置だった」と主張。全国知事会がまとめた合区解消策について、憲法改正で参院議員を地域代表と位置付けることを目指しつつ、当面は定数を増やして対応する内容だと説明。これを参考に議論を深めるよう求めた。

 出席した議員からも「県の課題を国政に伝えるのが議員の役割だ」として、合区の問題点を指摘する意見が相次いだ。一方、改憲に関しては「現実的には簡単ではない」との指摘も出た。(共同)