Monday, January 09, 2017 12:22 PM
年末の携帯ゲーム支出、約10億ドルを記録
ビデオゲーム業界の2016年歳末商戦は感謝祭直後のブラックフライデイから2週間が書き入れ時だったのに対し、モバイル・ゲームの売り上げが最も増えたのはクリスマスの後だったことが、市場調査センサー・タワーの調べで分かった。
ウォールストリート・ジャーナルによると、スマートフォンやタブレット型多機能携帯端末用のゲーム・アプリ支出は、クリスマスから大みそかにかけての週に週間では年内および過去最高の9億6760万ドルを記録し、前年同期比で53%増加した。
この時期に支出が増えたのは、年末の贈り物で携帯ディバイスをもらった人がアプリを購入した、仕事や学校が休みで人々にアプリを楽しむ時間の余裕があった…などの要因がある。子供用ゲーム・アプリ「ロブロックス(Roblox)」の場合、12月の最終週にユーザー1人当たりの平均支出が3倍に増えた。
この時期はゲームメーカーも、プレイヤーの関心を引くため値引きや特別イベントを開催することが多い。カバム(Kabam)は、商戦期に合わせて対戦型格闘ゲーム「Marvel オールスターバトル」の新キャラクターを次々に発表した戦略が成功し、12月の最終週に国内で最も売り上げが多かったゲーム・アプリのトップ10に入った。
また、「ポケモンGO(ゴー)」は、デジタル・ギフトボックスの購入オプションもあるクリスマス・イベントが開催された後、アップルのチャートで国内の売り上げトップ・アプリに返り咲いた。業界情報のニューズー(Newzoo)によると、携帯ディバイス向けのゲームは現在、約1000億ドルのビデオゲーム市場でも最大の分野で、16年の世界売上高はスマホおよびタブレット用が369億ドル、パソコン用は319億ドル、コンソール用は308億ドルだった。