Thursday, March 02, 2017 10:39 AM

LG、TN州に家電工場建設〜トランプ政権の批判に対応

 トランプ大統領が米国向け商品の生産拠点を海外に設ける企業を批判する中、韓国の電機大手LG電子は、2億5000万ドルを投じて米国に家電工場を新設すると発表した。

 ロイター通信によると、米政権は法人税の「国境調整」などをほのめかして海外に生産拠点を置く大手国際企業を攻撃しているため、米国への投資拡大を約束する企業が増えている。LGと同じ韓国勢のサムスン電子も米工場の建設を検討しているといわれている。

 LGの新工場はテネシー州クラークスビル近くに建設され、82万9000平方フィートの施設に600人のフルタイム従業員を雇用し、2019年から洗濯機の生産を開始する。

 LGはこれまで、米国で販売する洗濯機を韓国、中国、ベトナム、タイで生産していたが、今後は大半を新工場で生産する予定。テネシー州からは、建設支援のほか税制などで優遇を受ける。