Monday, April 24, 2017 10:33 AM

コンチネンタル、米国工場を拡張して次世代ブレーキシステム生産へ

 コンチネンタルは、ノースカロライナ州モーガントンのブレーキシステム工場を、4000万ドル以上投じて拡張すると発表した。

 次世代MK C1統合ブレーキシステムの生産スペースを2018年初めまでに拡張する。今後5年でで約160人を新たに雇用する。また、生産と物流の増加に対応するため、倉庫とサポート領域を拡大する。工場では現在、MK 100ブレーキシステムを製造している。

 コンチネンタルは1992年にノースカロライナ州で操業を開始し、モーガントンとフレッチャーの2工場を運営している。拡張が行われるMorganton工場は、アンチロックブレーキシステム(ABS)を製造している。

 MK C1統合ブレーキシステムは、ブレーキアクチュエーション、ブレーキブースタ、アンチロックABSや電子安定制御(ESC)などの制御システムを軽量でコンパクトなブレーキモジュールに組み込み、従来のブレーキシステムより30%軽量化されている。

 IHSオートモーティブは、ブレーキシステムの世界的な需要が2016年の3億6100万台から2020年には3億9900万台に増加すると予測している。