Friday, June 09, 2017 12:27 PM

Pricol、PMP のワイピングシステム事業を買収〜欧州、北米市場に進出

 インドの部品メーカーPricolは、同じインドのPMP Auto Componentsのワイピングシステム事業を取得する。

 買収した事業は、メキシコ、インド、チェコ共和国にある工場でワイピングシステム、ヘビーデューティワイパー、フロントワイパーセットを設計、製造している。同社は、2016年に23億インドルピーの売り上げを記録した.

 買収により、Pricolは四輪車分野へ参入し、収益事業の多様化、フォルクスワーゲン、フィアット、ルノー、マルティなどの顧客基盤へのアクセスを獲得した。また、これまで基盤のなかったヨーロッパや北米に工場を保有することになった。

 PMPオートは、2008年にカナダのマグナ・インターナショナルからワイパー・システム事業を買収した。

 ニュースサイトMexicoNowによると、Pricolは、二輪車、乗用車、商用車用の計器クラスター、センサー、スイッチの主要サプライヤーで、インド、インドネシア、ブラジルで8つの生産拠点を運営している。また、ベトナムとメキシコで新たに工場を立ち上げる。

 2015年3月、Pricol はDenso Pricol India Pvt Ltdの持分49%をパートナーであるDensoに売却。2016年1月、Pricol は、190万ドルで100%子会社のCoimbatore Metal Works Ltd(CMWL)の全株式を売却する予定であると述べた。