Friday, October 13, 2017 10:02 AM

ハイアット、41施設でカード情報流出か

 大手ホテル・チェーンのハイアット・ホテルズ(Hyatt Hotels、本社イリノイ州)は12日、国内外で経営するホテルのうち11カ国の41カ所で、決済カード情報への不正アクセスが見つかったと発表した。

 ロイター通信によると、不正アクセスの期間は2017年3月18日から7月2日まで。各ホテルのフロントで手動または機械で決済処理したカードの、所有者名、カード番号、有効期限、社内認証コードなどの情報が盗まれた恐れがある。

 不正アクセスを受けたホテルが最も多かった国は中国で、18カ所。米国は11カ所で、内訳はハワイ7カ所、プエルトリコ3カ所、グアム1カ所。

 サイバーセキュリティ担当部署が7月、不正アクセスの痕跡を発見したため内部調査を開始し、12日に完了したという。

 ハイアットでは15年にも、約50カ国のホテル250カ所で、コンピュータ・システムのマルウェア(不正ソフト)感染が見つかっている。