Tuesday, October 31, 2017 11:28 AM

ウォルマート、50店で在庫確認ロボット導入

 小売り大手のウォルマート・ストアズは、国内の約50店に在庫確認用のロボットを導入する。

 アトランタ・ジャーナル・コンスティチューション紙(電子版)によると、ウォルマートが配置するロボットは身長約2フィートで、店内通路を移動しながら各商品の在庫数や陳列場所の間違い、商品タグまたは値札の付け間違いを複数のカメラで確認し、それらのデータを従業員に無線転送する。

 同社のジェレミー・キング最高技術責任者(CTO)によると、店内で在庫を確認してどの商品がなくなっているかを正確に追跡することは、従業員が得意な仕事ではない。ロボットの試験導入はすでに終わっており、アーカンソーとペンシルバニア、カリフォルニア各州の計50店で11月に本格導入される。

 ロボットのカメラが陳列棚をスキャンして集める情報量は、従業員が確認できる量よりはるかに大量かつ正確だといい、キング氏は店内在庫確認の能率が大幅に上がることを期待している。