Friday, August 05, 2016 11:09 AM

トヨタ紡織、米国工場で生産拡大へ

 トヨタ紡織の子会社、トヨタ紡織インディアナがハイランダー向けのシートやドアの増産を目的に、インディアナ州プリンストンの自社工場に1050万ドルを投資する。インサイド・インディアナ・ビジネスが報じた。

 世界中に90の施設を展開するトヨタ紡織は、2007年にインディアナでの生産活動を開始。プリンストン工場に1000人以上を雇用し、組み立て、生産管理、溶接の人材を、年末までに新規採用する。同工場は57エーカーの土地にあり、シエナ向けのシートを生産している。

 インディアナに加えて、トヨタ紡織は米国に他の工場も展開している。今年4月には、米国の2つの子会社の名称を変更。オートモーティブ・テクノロジー・システムズをトヨタ紡織・イリノイに、ARJマニュファクチャリングをトヨタ紡織・テネシーへと改称した。同社はさらにカリフォルニア州シリコンバレーにも新しいオフィスを開設する計画を発表している。トヨタ紡織・アメリカ・シリコンバレー・オフィスという名称で、研究開発の拠点として利用される。

 ハイランダーは、トヨタ紡織プリンストン工場近くのトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インディアナ(TMMI)で製造されている。増産の一環として、同社は160人を新規雇用する。TMMIは2015年にハイランダー、ハイランダー・ハイブリッド、シエナとセコイヤを37万5000台生産した。過去4年間で3回の増産を実施している。