Friday, January 30, 2026 6:43 AM

ステランティス、伊生産が71年ぶりの低水準

 ステランティス2025年のイタリアにおける自動車生産台数が前年比20%減の37万9706台に落ち込んだ。金属機械労働者連盟(FIM-CISL)はイタリア自動車産業の将来を懸念している。

 ロイターによると、イタリアのメローニ政権は23年、ステランティスに対して国内の自動車生産を年100万台に引き上げるよう求めたが、同社の生産台数は縮小が続き、乗用車生産(小型商用車を除く)に限れば2025年は前年比25%減の21万3706台と、1954年以来71年ぶりの低水準だった。

 イタリアはフィアットやアルファロメオなどステランティス傘下の伝統的ブランドの本拠地であり、同社はイタリア唯一の主要自動車メーカーだ。ステランティスのイタリアでの生産はEV需要の低迷、新モデル投入の遅れ、中国勢との競争激化を背景に2023年の約75万1000台から半減した。

 ただし、2025年10-12月期にミラフィオーリ工場で「フィアット500」のハイブリッド版、またメルフィ工場で新型SUV「ジープ・コンパス」の生産が始まったことで通年の落ち込みは10月時点のFIM-CISLの予想(31万台強)を上回った。

 2026年も生産開始が予定されている「DS7」「ランチア・ガンマ」のファミリーカーなどが回復に貢献すると見られている。