Monday, December 18, 2017 11:31 AM
ウォルマート、ネット注文品の配達に遅れ
小売り最大手ウォルマート・ストアズは、感謝祭(11月下旬)直後のオンライン販売急増で注文品の配達に遅れが出たことを明らかにした。
ロイター通信によると、同社の広報は「感謝祭の週はすべての小売業にとって非常に忙しい時期。システムに大量の注文があり、処理に余計な時間がかかった注文もあった。今は大半が通常通りに出荷されている」と語った。
小売りや配送業界は、繁忙期のeコマース増加に対応するため配送用施設を拡大、更新するなど大規模な投資をしてきたが、今回の遅れはそれでもウォルマートや物流大手各社が対応しきれなかったことを示している。
物流大手フェデックスのベテラン社員によると、ウォルマートの全米配送網では約400万件の注文の処理が遅れたという。同社の広報はコメントを控えている。市場調査アドビ・アナリティクスは、2017年のホリデーシーズンはオンライン小売売上高が1074億ドルと過去最高を記録し、初めて1000億ドルを超えると予想している。
フェデックスは、商戦期に世界で3億8000万〜4億個のパッケージ配達を見込んでいる。UPSは取扱量の増加による一時的な遅れに対応するため、スタッフを移動して一部の市場を増員した。
ウォルマートは、多くの商品を対象に35ドル以上の注文で無料翌日配送サービスを提供しており、8〜10月期はオンライン売上高が50%増加した。