Tuesday, February 27, 2018 10:18 AM
ウェイモ、自動運転配車サービス事業で認可取得
アルファベットの自動運転車開発部門ウェイモ(Waymo)が、アリゾナ州運輸局から交通サービス会社(Transportation Network Company)としての事業認可を取得していたことが分かった。無人の車両を使った商業用配車サービスへの正式認可は米国で初めて。
ビジネス情報ウェブサイトのクォーツによると、ウェイモは今回の認可によって、ミニバン「クライスラー・パシフィカ」のハイブリッド版でアリゾナ州内で一般客の送迎を行うことが可能になった。利用者はウーバーやリフトと同様、スマートフォンのアプリを操作してウェイモの車両を呼び出す。ウェイモは、無人の自動運転車を使ったサービスを2018年内に同州フェニックスで開始する計画だ。
ウェイモは、17年4月から自動運転車を使ったライドシェア・サービスの試験事業を無料で実施しており、18年1月12日に事業の正式認可をアリゾナ州当局に申請、同24日に承認された。
Transportation Network Companyと認められたことで、ウェイモはサービスに課金できるようになる。同社は今後開始する有料サービスでも、改良したHV版パシフィカを使う。
パシフィカを生産するフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は1月、ウェイモの自動運転車を使った配車事業向けにHV版パシフィカを数千台供給する契約を交わしている。