Friday, March 16, 2018 11:10 AM

ArcelorMittal、米でレーザー溶接鋼ブランク工場をオープン

 アルセロール・ミッタルの子会社、ArcelorMittal Tailored Blanksは、ミシガン州デトロイトに工場をオープンした。デトロイトの州間高速道路94号工業団地にある31万3000平方フィートの工場に8300万ドルを投資し、先進ロボティクスを大規模に導入した。異種鋼板を溶接した上で、構造用レール、ドア・リング、ドア・ピラー、ドア・インナー、カウル・サイドなどの様々な部品を製造している。

 ルクセンブルグに本拠を置く同社は、新工場で80人以上の従業員を雇用しており、2023年には約120人に増える見込み。

 ホットスタンプされたレーザー溶接ブランクは、重量、燃費、排出ガスを削減し、車両の衝突性能を向上させる。ArcelorMittalは、アメリカに年産1500万本以上の溶接ブランク9工場を有している。

 2014年、ArcelorMittalはHondaと提携して、Acura MDXで初めて採用した業界初のホット・スタンプ付きレーザー溶接ドア・リングを開発した。この技術は現在、多くのホンダとアキュラ車で使用されている。同様に、ArcelorMittalテーラードブランクのレーザー溶接技術を使用して業界初の内外ドアリングシステムの開発した。ホンダは2019アキュラRDXに新製品を取り入れた。