Monday, May 14, 2018 10:11 AM

フォードのトラック生産、18日にも再開か

 フォードの消息筋によると、部品不足で生産休止中のミシガン州ディアボーンとミズーリ州カンザスシティの同社ピックアップ・トラック工場で、早ければ18日にも人気車種「F-150」の生産を再開できる可能性がある。

 フォードに部品を供給する中国系の内装部品メーカー「メリディアン・マグネシウム・プロダクツ」のミシガン州の工場で2日、火災が発生し、F-150向け部品の納入が途絶えた。このためフォードは先週から、ミシガン、ミズーリのほかケンタッキー工場でも生産を休止している。

 ロイター通信によると、メリディアンの火災の影響で、メルセデスベンツも10日からアラバマ州工場でのSUV生産を休止している。同社はメリディアンと協力して部品生産を回復し、来週には「生産計画を変更」して工場を再開する予定だという。

 フォードのケンタッキー州ルイビル工場では、Fシリーズの大型ピックアップの生産は中断したものの、大型SUVの「フォード・エクスペディション」と「リンカーン・ナビゲーター」の生産は影響を受けていない。

 フォードはメリディアンと協議して、被災したメリディアンの工場が修復されるまで部品生産を他のサプライヤーに移す計画だ。